NHK考えるカラスの考察ページです。
自力で解きたい人は見ないでください。
どんな実験?
実験の映像を見たことが無い人は、
#1 | 考えるカラス~科学の考え方~ | NHK for School の前半、
『考える観察』のコーナーを見てください。
年度がわりによる内容の変更やリンク切れした時のために
このページでも説明しておきます。
影(かげ)同士が近づくと、影がのびる!
画質(がしつ)があまり良くないので、分かりづらいですが、
スマホと手の間にうっすらと影がのびているのがわかるのでしょうか?↑手とスマホの影の間がのびている!
なぜ影がのびるのか?
こののびる影の正体を突き止めるのが、今回のテーマです。
像(ぞう)とスクリーンの位置によって、影の姿は違う
影を作っている手やスマホを『像(ぞう)』といいます。
また、今回は影が映った場所を『スクリーン』といいます。
この実験では壁(かべ)がスクリーンです。
影は、この像とスクリーンの位置がとても大事になっていきましょう。
どういうことか、下の二つの画像をみてください。
手が映っている方が、像(手)とスクリーンが近い影になっています。
同じ手の影ですが、近い影ははっきりと映り、遠い影はぼんやりとしていませんか?
もっと詳しく言うならば、
近い方の影は、はっきりしている影しかありませんが、
遠い方の影は、はっきりしている影とぼんやりしている影の2つがあると思います。
このはっきりしている影を『本影(ほんえい)』、
ぼんやりしている影を『半影(はんえい)』といいます。
この半影の存在が、のびる影に大きな影響(えいきょう)を与えていると考えます。
考察・答え
上の画像を見て分かる通り、指をぴったりとつけていなくても、
影ができるところ(スクリーン・壁)までが遠いと指の本影の周りに半影ができ、
半影のグレーの部分が重なることで、黒めの影ができあがっています。
つまり、この半影の重なりによって影がのびているように見えるのだと考えられます。
この考えを裏付けるのが上の画像です。
先ほどと同じような指の形ですが、指とスクリーン(壁)が近いため、
半影がほとんどできず、影がのびていません。
影がのびることができるのは、半影が現れるときの限定の現象(げんしょう)だといえそうです。
みんなの答えは?
いかがでしたでしょうか?
あくまでの『Dちゃん』の答え・考えなので、まちがっている可能性もあります。
このページを見て、「自分はこう思うな」という声があったら、
コメントを送ってください。待っています。